国立大学法人愛知教育大学   研究推進事業
 愛知教育大学の組織・地域性を活かした摩擦科学の研究

―全国唯一のジオからナノレベルに至るトライボロジー研究創出事業―

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平成22年度研究報告



平成20年度の研究報告

業務実施期間   2009年4月1日~2010年3月31日

●業務の成果又は実施状況
【メゾスケールからジオスケール摩擦機構の解明】
ゲルの滑り機構における接触点の生成・成長・消滅を詳細に調べた。ゲルの低すべり速度域での挙動と地震における固着-すべりとの関連を議論した。

【アトミックスケールからメゾスケール摩擦機構の解明】
細胞の接触点を直接観察できる細胞接触点イメージングシステムを構築し、細胞の接触点の観測を行った。

【アトミックからナノスケール摩擦機構の解明】
C60の介在物のある場合の荷重に対する摩擦力、走査速度に対する摩擦力の関係を系統的に調べ、摩擦力、荷重、走査速度の間の動的相図を完成させることができた。

【スケールを超えた摩擦の理論の構築】
分子動力学計算に基づき清浄表面の摩擦、介在物のある摩擦を計算し、実験との比較検討を行った。

【国際会議の開催】

 「摩擦の科学」国内会議を昨年の9月11日~13日に本学で開催した。

●自己評価による達成度
【メゾスケールからジオスケール摩擦機構の解明】
ゲルの滑り機構における接触点の生成・成長・消滅を詳細に調べたが、当初予定の紙の滑り機構における接触点の生成・成長・消滅の研究までは行うことができなかった。

【アトミックスケールからメゾスケール摩擦機構の解明】
細胞内張力を測定できる細胞接触点イメージングシステムを用い、細胞の接触点のイメージングに成功したので当初の目的は達せられたと思う。

【アトミックからナノスケール摩擦機構の解明】
C60フラーレン分子の介在物のある場合の摩擦機構を原子スケールで解明した。その結果、移動性のある介在物の場合には、低摩擦になることがわかった。本成果は学術論文に掲載される予定である。

【スケールを超えた摩擦の理論の構築】
清浄表面の摩擦、介在物のある摩擦について分子動力学計算に基づき議論した。実験との比較において、かなりの良い一致が見られたので、成果は充分得られたと思う。

【国際会議の開催】

「摩擦の科学」に関する国内会議を今年の9月11日~13日に本学で開催した。概要集を発行し、口頭発表に加え、ポスター発表も行われた。地域の会社の技術者も参加し国内からの参加者は100人程度と盛況であった。


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